(C)TOSSランド>理科>6年>ヒトの体>消化と吸収>だ液の働き



6年理科「食物の消化と吸収」
誰でもいやがらずに実験する「だ液の実験」



立石 佳史(TOSS淡路キツツキ)

6年理科「ヒトや動物の体」の単元。「食物の消化と吸収」のところで「だ液を使った実験」がある。「だ液」は普段から汚いものというイメージがある。実験をしようとすると「エーー」という声が上がるときがある。そんな実験をだれもがいやがることなく行える実験方法を紹介する。
ポイントは「だ液とはいかに優れたものかということ」を知らせることと、「全員にさせる」という点である。(TOSS淡路キツツキ推薦)


■準備物   電気ポット・アルミのカップ・どんぶりのカップ・ろ紙・ヨウ素液・スポイトビーカー・温度計
■授業前に準備  電気ポットに湯をわかしておく。          

 ■100mlビーカーはクラス児童数分

 ■ヨウ素液は、スポイトを入れて準備(班の数)

 ■デンプン液は事前に用意(班の数)
※デンプン液の作成・・コンロで水を熱しながら片栗粉を加えていく。熱を加えないと溶けない。それを500ml程度用意しておく。各班用に小分けしておく。

 ■ろ紙は、四角く切ってクラス児童数分 + 班の数

 ■アルミのカップ

 ■どんぶりのカップ。保温効果があって実験に最適。



P26ページ 2 食物の消化と吸収(啓林館教科書使用)
本文を読む
はてなマーク  食物は体内でどのように変化するのだろうか。
(啓林館は?マークが課題になっている)
課題をノートに書かせる。書かせた後、

 実験2を行います。
 簡単に実験の説明を書きます。

黒板に実験の説明を書く。

 実験
 1 でんぷん液を作る
 2 ろ紙にだ液をしみこませる。
 3 もう一方に水をしみこませる。
 4 40度の水につける。
 5 でんぷん液をたらす。
 6 ヨウ素液をたらす。

ノートに書かせる。
教科書を写させてもいい。
しかし、長文になるので要約したものを黒板に書いた。

次に「だ液の実験の語り」を行う。

 だ液は、食べ物を食べる上で絶対に必要なものです。1日にだいたい2リットルぐらい出ます。出ないとどうなりますか?(・・・)だ液がないと物を飲み込むことができません。まだ、だ液は、とっても性能のいい、消化酵素の「アミラーゼ」を含んでいます。この「アミラーゼ」は、果物にも含まれています。でも、だ液の方が性能がいいのです。
そのおかげで、でんぷんをある物質に変えることができるのです。口の中にある間は、とっても新鮮です。きれいなのです。でも、時間がたつとすぐに腐ってしまうのです。新鮮なうち、20分以内に実験を終えないといけません。実験のやり方を説明します。

このようにいかにだ液が性能がいいのかを語るのである。
「だ液が汚い」→「だ液ってすごい」と思わせるような語りを行うのがポイントである。

 このようにやります。(50mlのビーカーを持って)
 これをきれいに洗います。コップを持っている人は、コップに少し水を入れます。
 口に含むぐらいの量です。(実際に水を入れる)
 そして、その水を口の中に入れて、1分間くちゅくちゅくちゅっとします。(実際にやる。明るく行う)
 1分後。後ろを向いて、口に手を当てて水をはき出します。

口に含む  後ろを向いて口に手を当ててはき出す。汚く見えない。

 水を出すときには、見えないように後ろを向いて、口を隠して出します。
 これがエチケットです。
 これで性能のいいアミラーゼ入りの液ができました。(いかにもすごい!という感じで)

全員が、くちゅくちゅっとやってビーカーにはき出す。全員がやるのと、語りのために「えーー」という声が聞こえない。口に入れて明るい雰囲気でくちゅくちゅとやっていた。歯科教室の、染め出し実験等の経験があって、うがいをするのは抵抗がないのである。

次に各班で実験道具を用意していく。

 アルミカップ 班の人数分 + 1
 濾紙を四角く切ったもの  班の人数分 + 1
 ラーメンのカップ  班に1つ
 温度計 班に1つ
 でんぷん液  ビーカー1つ分
 スポイト 1つ
 ヨウ素液 ビーカーに小分け。
 スポイト 1つ


準備が出来次第、次の指示を出す。

 ラーメンのカップに水を半分ぐらい入れて持ってきなさい。
 前で湯を入れます。(電気ポットを用意)
 そして、班でそれが40度になるように水を足してください。

いきなり湯をいれると危険である。半分ぐらい水を入れておくと大丈夫である。
また、温度を測ってみて熱すぎたら自分で水を足すようにする。
40度ぐらいになったら、実験を開始する。
ラーメンのカップなので、さめにくい。温度が下がらなくていい。。

 アルミカップに濾紙を入れてごらん。
 そこに、アミラーゼ入りのだ液入れます。(50ml入りビーカーから入れる)
 もう1つには、班で1つ水をしみこませてください。
 できたら40度のカップの水に浮かべます。

1つは比較実験陽用に水をしみこませる。

カップには、一気に4つぐらい浮かべることができる。
残りは、あとの人のカップを一緒に浮かべる。
2・3分経ってから次のように言う。

 でんぷんの液を2、3滴たらしなさい。

5分後  

 ヨウ素液を垂らしなさい。

ここで、「わーー」と歓声が上がる。
だ液を入れないカップの方は見事に色が変わるからである。
だ液を入れた方は、全く色が変わらない。ヨウ素液の茶色のままである。


これをノートに記録する。※ 図も入れる。図には、きちんと色を付けさせる。
結果・結論は、下のように書く。

 結果 だ液を入れたデンプンは、色が変わらなかった。
 結論 だ液は、デンプンを別の物質に変えるはたらきがある。


教科書では、ストローで唾液を垂らしたりしている。しかし、これでは嫌がる子もいる。
しかし、この実験では、誰1人嫌がることなく、全員が実験を行うことができた。



TOSSランド子どもランドTOSS PhotopedhiaTOSS-SNSご意見・ご感想

Copyright (C) 2007 TOSS淡路キツツキ. yoshifumi tateishi All Rights Reserved.
TOSS(登録商標第4324345号)、TOSSランド(登録商標5027143号)
このサイト及びすべての登録コンテンツは著作権フリーではありません